インド人にとってカレーとは?
インド人は毎日カレーを食べるのか?
今日のお昼のインドカレー美味しかったな〜!
スパイスが聞いてて旨辛だったね〜
そういえば、インド人は毎日カレーを食べているの??
【結論】毎日食べてるよ〜!
これはよく聞かれる質問です!
日本人にとって馴染み深いカレーですが、なかなか毎日食べるという人は少ないですよね。日本だと週に一回出てくるイメージです。(肉じゃがの次の日カレーにしたり)
カレーの定義が難しいですが、カレー=多様なスパイスや食材を使った濃厚なソースやスープ状の料理であるとするならば、インド人は毎日カレーを食べています!
日本食の多くに醤油が使われるように、インド料理のベースはスパイスであり、日本人からしたらほとんどの料理が「カレー味」と感じるでしょう。
中華やイタリアン、ファーストフードなど外国から入ってきた食文化もありますが、家庭で作る料理はカレーベース。毎日3食カレーという場合も普通にあります!
インド人にとってカレーとは?
インド人にとって、カレーは非常に重要な食文化です。日本に味噌や醤油があるように、インドには多種多様なスパイスがあり、それらをベースにしたカレーは地域によって異なる味やスタイルがあります。
一般的に、インドのカレーはスパイスやハーブを豊富に使用し、濃厚で複雑な味わいを持っています。主なスパイスとしては、ターメリック、コリアンダー、クミン、カルダモン、シナモン、クローブ、チリなどが挙げられます。
スパイスカレーは今の日本にも浸透してきていて、専門店やご自宅でスパイスカレーを作る人も増えてきていますよね!インド人やネパール人が経営するインドカレー店を経験している人も多いのではないでしょうか。
カレーにはさまざまな材料が使用され、肉(鶏肉、羊肉、牛肉)、魚、野菜などの組み合わせがあります。
宗教上の理由でお肉を食べない人も多いので、レストランでは、ベジタリアン用メニューとノンベジタリアン用のメニューページがあったりします。
一般的な野菜のカレーには、じゃがいも、トマト、エンドウ豆、カリフラワーなどが使われます。
また、インドのカレーは通常、米やナン(インドの伝統的なパン)、ロティ(パン)、チャパティ(薄いパン)などの炭水化物と一緒に食べられます。カレーのソースをすくいながら食べることが一般的です。
カレーは手で食べなければいけない?
インド人はカレーを手で食べるって聞いたことあるけど、
インドに行ったら、カレーは手で食べた方がいいの?
スプーンを使っても大丈夫!
テレビなどではよく、現地のインド人がカレーを手ですくって食べる映像も目にします!
インドに行ったら手で食べなきゃいけないの?と思われるかもしれませんが、決してそうでもないです。
レストランなどではスプーンも用意されていますので、スプーンを使用したいときは、店員さんにお願いしましょう!
日本でハンバーグを食べるときに、フォークを使う人もいれば、お箸を使う人もいる、みたいな感じで、カレーを食べるときに、手で食べる人もいれば、スプーンで食べる人もいる。といった感じです。
子供の頃、お箸の使い方を習ったように、インド人は幼少期に手で食べるやり方を親から教わっています。まだ片手で食べるのに慣れていない子供は両手を使って食べていたりします。
ちなみに、使う手は「右手のみ」!左手はトイレでお尻を洗うときに使ったりするので不浄とされていますので、注意です。どのレストランにも基本的に手を洗う場所がありますので、食事の前後は手を洗うようにしましょう!
インドでカレーを手で食べる場合は、「右手」を使いましょう!(左手はトイレ用)
地域によって違うカレーの特徴
日本でも「南インドカレー」など目にするけど、地域によってカレーに特徴があるのかな?
そうなんだよ〜!地域によって使うスパイスや具材が違うから面白い!
インドに旅行に行った際は、ぜひご当地カレーを楽しんでね!
北インド(例:バターチキンカレー)
- バターチキン:クリーミーでトマトベースのソースにタンドリーチキンが組み合わされた人気のあるカレーです。
- ローグジョシュ:濃厚なソースに調理されたラム肉やヤギが入った、スパイシーで風味豊かなカレーです。
- ダールマカニ:クリーミーなバターレンズ豆とスパイスを組み合わせた、ベジタリアン向けのカレーです。
南インド(例:マサラドーサ)
- ドーサ(Dosa): ドーサは南インドの伝統的な料理で、クレープのような薄いパンケーキです。通常は発酵させた米とウラドダル(豆)の粉から作られます。ドーサはさまざまな具材やトッピングで提供され、主に朝食として食べられます。例えば、マサラドーサはじゃがいものカレー(マサラ)を詰めたものです。
- サンバール(Sambar): サンバールは南インドのスープ状のカレーで、野菜やダール(豆)をベースに作られます。タマリンドの酸味とスパイスの効いた味付けが特徴で、ご飯やドーサと一緒に食べられます。野菜の種類やスパイスのバリエーションによって、地域や家庭ごとに異なる風味があります。
- イドリ(Idli): イドリは南インドの伝統的な蒸しパンで、米とウラドダル(豆)を発酵させたものです。柔らかくてふわふわとした食感があり、軽食や朝食として人気があります。イドリは通常、ココナッツチャツネ(チャツネソース)やサンバールと一緒に提供されます。
西インド(例:ゴアのフィッシュカレー)
- ゴアカレー:ココナッツミルクとタマリンドをベースにしたスパイシーなカレーで、シーフードや肉が使われることが一般的です。
- ダベリバターカレー:ギー(バター)を使用したスムーズでクリーミーなカレーで、ジャムンの葉やトマトが使用されます。
東インド(例:ナガランドのポークカレー)
- マチャ・ジョール:シーフード(特にフィッシュ)を主成分とした、酸味のあるトマトベースのカレーです。
- シャーガディ:ジャガイモとエッグプラントが主な材料で、マスタードシードやポピーシードなどのスパイスで味付けされるベジタリアンカレーです。
- ナガランドのポークカレー:燻製した厚切りの豚肉と竹の子が入ったカレーが有名です。豚のホルモンを使ったカレーもあります。
これらは一部の代表的な地域別カレーですが、インドにはさまざまな地域と伝統料理があります。
ぜひ、インドにお出かけした際はその土地の「ご当地カレー」を食べてみてくださいね!
日本でも地域別のカレーを出しているお店がたくさんあります。今後インドカレー屋さんに行ったら、バターチキン以外のカレーにチャレンジしてみてくださいね〜。
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